自分で髪を切る！セルフカットで失敗しないための秘訣とスタイル別コツ
「美容院に行く時間がないけど、前髪が伸びてきた…」「ちょっとだけ毛先を整えたいな」そんな時、セルフカットに挑戦してみようかな、と思ったことはありませんか？ 自分で髪を切るのは、実は想像以上に簡単！ ちょっとしたコツさえ掴めば、失敗することなく、理想のヘアスタイルをキープできます。この記事では、セルフカットで後悔しないための準備から、スタイル別の具体的なカット方法、そして万が一の失敗を防ぐための心構えまで、詳しくご紹介します。
セルフカットを始める前の大切な準備
セルフカットを成功させるためには、事前の準備がとっても重要です。これを怠ると、思わぬ失敗につながる可能性があるので、しっかり確認しましょう。
切れ味の良いハサミを用意する:
文房具用のハサミではなく、必ず散髪用ハサミを用意してください。切れ味の悪いハサミで切ると、髪が傷んだり、ガタガタになったりする原因になります。100円ショップなどでも手軽に手に入りますが、できれば美容師さんも使うような、ある程度の品質のハサミを選ぶのがおすすめです。
必要な道具を揃える:
ヘアクリップまたはダッカール: 髪をブロッキングする際に使います。
コーム（粗めと細め）: 髪をとかしたり、分け目を整えたりするのに使います。
鏡（大きめのものと手鏡）: 全体像を確認するためには必須です。
ケープまたはタオル: 切った髪が服に付かないようにします。
霧吹き: 髪を湿らせる際に使います。
髪を濡らす？乾かす？
基本的には、髪を濡らして**からカットする方が切りやすいです。**濡らすことで髪がまとまりやすくなり、真っ直ぐにカットしやすくなります。ただし、前髪など、乾いた状態で普段のまとまりを確認しながら切りたい場合は、乾いた状態でカットするのもありです。
切る量を決める:
「もう少しだけ…」と切り進めていくと、ついつい切りすぎてしまうもの。**最初に「ここまで切る！」というラインを決めておきましょう。**そして、欲張らずに少しずつ切るのが、セルフカット成功の最大の秘訣です。
スタイル別！セルフカットの具体的なコツ
それでは、具体的なカット方法を見ていきましょう。
1. 前髪のセルフカット
最も挑戦しやすいのが前髪のセルフカットです。
ブロッキング: 前髪としてカットしたい部分だけを分け取ります。コームを使って、顔の正面の三角ゾーンを目安にすると良いでしょう。サイドの髪が混ざらないように、ヘアクリップでしっかり留めます。
コームでとかす: 分け取った前髪をコームでまっすぐ下にとかし、目にかかる部分などを確認します。
少量ずつ切る: ハサミを縦に入れ、毛先を少しずつカットしていきます。一気にバツンと切るのではなく、**「チョップカット」や「スライドカット」**のようにハサミを縦に入れることで、自然な仕上がりになります。
横幅も確認: 前髪の横幅も重要です。目の端から眉尻にかけてのラインを目安にすると、バランスが取りやすくなります。
ドライで最終調整: 乾かして普段のスタイリングをしてみて、長さや毛量の最終調整をしましょう。
2. 毛先のセルフカット（枝毛・傷んだ部分の処理）
髪の長さを変えずに、枝毛や傷んだ部分だけを整えたい時にもセルフカットは便利です。
髪をブロッキング: 髪全体をいくつかのパートに分け、ヘアクリップで留めます。
髪を引っ張りすぎない: 一束ずつ取り、指で挟んで引っ張りすぎないように注意しながら、毛先を確認します。
ハサミを縦に入れる: ハサミを髪に対して縦方向に入れ、傷んだ部分だけを少しずつカットします。横に真っ直ぐ切ると、不自然なラインになりやすいので避けましょう。
内側から少しずつ: 特に髪の量が多い方は、表面だけでなく、内側の髪も確認しながら丁寧にカットしていくと良いでしょう。
3. 髪の長さを整える（ロング・ミディアム向け）
全体的に長さを整えたい場合は、少し難易度が上がります。
髪を完全に乾かす: 全体の長さを調整する場合、濡れた状態だと乾いた時に長さが変わってしまうことがあるので、乾いた状態でカットを始めるのがおすすめです。
髪を真ん中で分ける: 後ろの髪を真ん中で分け、前に持ってきます。
左右のバランスを確認: 左右の髪をそれぞれ前に持ってきたら、長さが同じになるように確認します。
少しずつカット: 左右どちらかから始め、ハサミを斜め下に向かって入れながら、毛先を少しずつカットしていきます。反対側も同様にカットし、途中で鏡でバランスを確認しながら進めましょう。
レイヤーを入れる場合: レイヤーを入れるのは難易度が高いので、最初は毛先を揃える程度に留めておくのが無難です。もし挑戦したい場合は、インターネットの動画などを参考に、少量ずつ慎重に行ってください。
セルフカットで失敗しないための心構えと注意点
焦らない: ぶっつけ本番で始めず、事前に動画や記事で手順を確認し、心に余裕を持って臨みましょう。
切りすぎに注意: 「もう少しだけ」が命取り！ 短すぎた髪は元に戻せません。常に「もう少し」の気持ちで、少量ずつ切ることを意識してください。
完璧を目指さない: プロの美容師さんのような仕上がりを最初から期待しないことが大切です。まずは「整える」程度から始めてみましょう。
光の当たり方: 明るい場所で、自然光の下でカットすると、髪の毛の細かい部分まで見えやすくなります。
疑問に思ったらストップ: 少しでも不安を感じたら、無理に続けずに一度中断しましょう。
セルフカットは、美容院に行く手間や費用を節約できるだけでなく、自分の髪への理解を深める良い機会にもなります。最初はドキドキするかもしれませんが、今回ご紹介したコツと心構えを忘れずに、ぜひチャレンジしてみてください。きっと、あなただけのベストなセルフカット術が見つかるはずです！