スペイン語のアルファベットと発音|初心者のための基礎ガイド


はじめに

スペイン語を学ぶとき、最初の壁は アルファベットと発音 です。
「英語のアルファベットと同じでは?」と思うかもしれませんが、スペイン語には独自の文字や発音ルールがあり、それを知っておくとリスニングや会話がぐっと楽になります。

この記事では、スペイン語アルファベットの基礎正しい発音ルールを初心者向けに解説します。ゼロからスペイン語を始める方や、言語学習の入門として役立つ内容です。


スペイン語アルファベットの基本

1. アルファベットの数

スペイン語のアルファベットは 27文字。英語とほぼ同じですが、ñ(エニェ)が加わります。

👉 使用されるアルファベット(27文字)
A, B, C, D, E, F, G, H, I, J, K, L, M, N, Ñ, O, P, Q, R, S, T, U, V, W, X, Y, Z

2. 外来語で使われる文字

K, W などは外来語(kilo=キロ、whisky=ウイスキーなど)で登場します。


スペイン語の母音の発音

母音は 5つ(A, E, I, O, U) で、日本語に近いため初心者にとって学びやすいです。

  • A:ア(例:casa=家)

  • E:エ(例:verde=緑)

  • I:イ(例:vino=ワイン)

  • O:オ(例:sol=太陽)

  • U:ウ(例:luz=光)

👉 ポイント:母音は必ず はっきり発音する のが特徴です。


子音の発音ルール

スペイン語はローマ字に似ていますが、英語と違う点も多いので注意が必要です。

  • C:a, o, u の前=カ行(casa=カサ)/e, i の前=セ・シ(cero=セロ)

  • G:a, o, u の前=ガ行(gato=ガト)/e, i の前=「ヘ・ヒ」(gente=ヘンテ)

  • H:常に発音しない(hola=オラ)

  • J:ハ行の強い音(jugar=フガール)

  • R:単語の最初や rr=巻き舌(rojo=ロホ)

  • LL:地域によって「リャ/ジャ」系(llave=リャベ or ジャベ)

  • Z:スペイン本国では「θ」(英語のthに近い)、中南米では「s」音


ダブル子音と強調

  • rr(例:perro=犬)は巻き舌を強める

  • nn, ll などは少し長めに発音する

👉 正しく区別すると意味が変わることがあるので注意!(pero=でも、perro=犬)


アルファベットの発音例(スペイン語読み)

  • A=ア

  • B=ベ

  • C=セ

  • D=デ

  • E=エ

  • F=エフェ

  • G=ヘ

  • H=アチェ(発音なし)

  • I=イ

  • J=ホタ

  • K=カ

  • L=エレ

  • M=エメ

  • N=エネ

  • Ñ=エニェ

  • O=オ

  • P=ペ

  • Q=ク

  • R=エレ(単語中)/エレ・エレ(rrの巻き舌)

  • S=エセ

  • T=テ

  • U=ウ

  • V=ウベ/ベ(地域差あり)

  • W=ウベ・ドブレ

  • X=エキス

  • Y=イ・グリエガ(発音は「イ」や「ジャ」)

  • Z=セタ


効率的に発音を学ぶコツ

  1. アルファベットを声に出して読む練習を毎日する

  2. YouTubeや音声教材を聴きながらシャドーイング

  3. 母音を強調して読む癖をつける

  4. 巻き舌Rを少しずつ練習する(舌先を震わせるイメージ)


まとめ

スペイン語のアルファベットと発音を最初に押さえておくと、文法や単語学習がスムーズになります。

  • アルファベットは27文字(ñが特徴)

  • 母音は日本語に近くて学びやすい

  • 子音は英語と異なる発音がある(C, G, J, Rなど)

  • 巻き舌やダブル子音に注意

発音の基礎を身につけることは、リスニング練習や会話力アップへの第一歩です。