スペイン語の命令形をマスターしよう!作り方から丁寧・否定形まで徹底解説
「スペイン語で『〜して!』ってどう言うの?」
「『しないでください』って言いたいのに、どうも上手く言えない…」
スペイン語の命令形は、旅行や日常会話で頻繁に使う、とても大切な文法です。しかし、活用が複雑だったり、不規則動詞の活用を覚えられなかったりと、多くの学習者がつまずきやすいポイントでもあります。
この記事では、スペイン語の命令形の基本的な作り方から、意外と難しい否定形や丁寧な使い方まで、初心者にも分かりやすく徹底解説します。豊富な例文とともに、命令形をマスターして、もっと自然なスペイン語を話せるようになりましょう!
命令形の基本!肯定形と否定形の作り方
命令形は、肯定形と否定形で作り方が異なります。まずは、最もよく使う「tú(君)」と「usted(あなた)」に対する命令形を覚えましょう。
1. 肯定命令形(〜して!)
主語 | 作り方 | 動詞の例(hablar: 話す) |
tú | 活用形から-sを取る | habla |
usted | 接続法現在形と同じ | hable |
例文:
Habla más despacio. (もっとゆっくり話して。)
Hable más despacio, por favor. (もっとゆっくり話してください。)
2. 否定命令形(〜しないで!)
否定命令形は、主語に関係なくすべて接続法現在形を使います。
主語 | 作り方 | 動詞の例(hablar: 話す) |
tú | no + 接続法現在形(tú形) | no hables |
usted | no + 接続法現在形(usted形) | no hable |
例文:
No hables tan rápido. (そんなに速く話さないで。)
No hable tan rápido, por favor. (そんなに速く話さないでください。)
つまずきやすい!不規則動詞の命令形
ir, hacer, venirなどの不規則動詞は、活用が特殊です。頻出動詞をまとめて覚えておきましょう。
動詞 | tú (肯定) | tú (否定) | usted (肯定・否定) |
ser | sé | no seas | sea |
ir | ve | no vayas | vaya |
venir | ven | no vengas | venga |
hacer | haz | no hagas | haga |
poner | pon | no pongas | ponga |
tener | ten | no tengas | tenga |
実践的な使い方!目的語や「〜しましょう」
命令形をさらに使いこなすための応用編です。
1. 直接目的語・間接目的語が付く場合
目的語を命令形の後に付け加えます。
Cómpralo. (それを買って。) - 「lo(それ)」を動詞の後ろに付け、アクセント符号を付けます。
Dímelo. (それを私に言って。) - 「me(私に)」と「lo(それ)」を動詞の後ろに付けます。
2. 「〜しましょう」の命令形
「nosotros(私たち)」に対する命令形は、一緒に何かをする提案のときに使います。これも接続法現在形を使います。
Vamos a la playa. (ビーチに行きましょう。)
Comamos juntos. (一緒に食べましょう。)
まとめ:命令形をマスターしてスペイン語の会話を楽しもう
スペイン語の命令形は、最初は複雑に感じるかもしれませんが、作り方のルールと不規則動詞を少しずつ覚えていけば、必ずマスターできます。
この記事で解説した例文を何度も声に出して練習し、スペイン語での会話に役立ててみてください。