もう間違えない!スペイン語の前置詞「en」「a」「de」の使い分けを徹底解説
スペイン語の勉強を始めたばかりの方、そして独学で文法につまずいている方へ。
スペイン語には、日本語の「〜に」「〜で」「〜の」に当たるたくさんの前置詞があります。中でも、「en」「a」「de」は特によく使われるため、その使い分けに悩む方が多いのではないでしょうか。
「enとa、どっちを使えばいいの?」
この記事では、スペイン語の重要前置詞である「en」「a」「de」の違いと、それぞれの使い方を、豊富な例文を交えながらわかりやすく解説します。
1. 「en」:場所・時間・手段を表す前置詞
「en」は、主に「〜の中に」「〜で」といった場所や、時間を表します。英語の「in」や「on」に近いイメージです。
場所を表す場合
物理的な場所:en la casa (家の中に)
移動手段:en coche (車で)
場所を表す名詞:en la mesa (テーブルの上に)
時間を表す場合
月や季節:en junio (6月に)
年:en 2024 (2024年に)
状態や手段を表す場合
en español (スペイン語で)
2. 「a」:方向・到達点・時間を表す前置詞
「a」は、主に「〜へ」「〜に」といった移動の方向や、目的地、時間を表します。英語の「to」や「at」に近いイメージです。
方向や目的地を表す場合
a la escuela (学校へ)
Voy a Barcelona. (バルセロナへ行きます。)
移動動詞 前置詞 スペイン語では、「ir a」(〜に行く)のようにセットで使われることが多いです。
時間を表す場合
a las cinco (5時に)
特定の相手への働きかけ
Hablo a mis amigos. (友達に話します。)
3. 「de」:所有・起源・材料を表す前置詞
「de」は、主に「〜の」といった所有や所属、起源、材料などを表します。英語の「of」や「from」に近いイメージです。
所有・所属を表す場合
el libro de Juan (フアンの本)
de Madrid (マドリード出身の)
所有格 前置詞 スペイン語では、「de」が中心的な役割を果たします。
材料や内容を表す場合
un vaso de agua (水の入ったグラス)
起源や出発点を表す場合
Vengo de la oficina. (オフィスから来ます。)
4. 練習問題で確認!「en」「a」「de」の使い分け
スペイン語 前置詞 練習をしてみましょう。カッコの中に適切な前置詞を入れてみてください。
Vivimos (__) España. (私たちはスペインに住んでいます。)
Voy (__) la biblioteca. (私は図書館へ行きます。)
La foto es (__) mi familia. (この写真は私の家族のものです。)
正解は...
en (場所を表すので)
a (方向を表すので)
de (所有を表すので)
どうでしたか?
5. 要注意!縮約形「al」と「del」
スペイン語の文法で注意が必要なのが、前置詞「a」と「de」が定冠詞「el」と組み合わさって縮約されることです。
a + el = al
de + el = del
例:
Voy al parque. (公園へ行きます。)
Vengo del cine. (映画館から来ます。)
「a」「de」「en」は、例文をたくさん読み、実際に声に出して使うことで、自然と身についていきます。この記事が、あなたのスペイン語 勉強の役に立てば嬉しいです。