スペイン語の単語|似ているけど違う意味の単語を正しく使い分けるコツ


はじめに

スペイン語を学ぶ中級者にとって、似ている単語の使い分けは悩ましいポイントです。
意味が似ていても使い方やニュアンスが違う単語を覚えておくと、会話や文章で誤解を避けることができます。
この記事では、よく間違いやすいスペイン語の単語と、正しい使い分け方を紹介します。


似ているけど違う単語の例

1. serestar

  • ser:本質・恒常的な状態を表す

    • 例:Soy estudiante.(私は学生です)

  • estar:一時的な状態や場所を表す

    • 例:Estoy cansado.(私は疲れています)

2. saberconocer

  • saber:知識や情報を知っている

    • 例:Sé la respuesta.(答えを知っています)

  • conocer:人や場所に親しみがある、経験として知っている

    • 例:Conozco Madrid.(マドリードを知っています/行ったことがあります)

3. llevartraer

  • llevar:話し手から離れる方向に持っていく

    • 例:Llevo el libro a la escuela.(本を学校に持っていく)

  • traer:話し手のところへ持ってくる

    • 例:Trae el libro a casa.(本を家に持ってきて)

4. grandegran

  • grande:形容詞として「大きい」

  • gran:名詞の前で「偉大な」「すばらしい」の意味になる

    • 例:Es un gran hombre.(彼は偉大な人です)

5. porquepor qué

  • porque:理由を表す「~だから」

    • 例:No fui a la fiesta porque estaba enfermo.

  • por qué:疑問「なぜ」

    • 例:¿Por qué no viniste?


使い分けのコツ

  1. 文脈で意味を判断

    • 単語のニュアンスや文章全体の意味から選ぶ

  2. 例文で覚える

    • 単語だけでなく、よく使うフレーズや文章で定着させる

  3. 類義語と比較して練習

    • 似ている単語同士をセットで学ぶと区別がつきやすい

  4. 会話で意識的に使う

    • 間違えても講師やネイティブに確認することで定着


まとめ

スペイン語には、意味が似ている単語が多くあります。
ser/estar、saber/conocer、llevar/traerなどの使い分けを理解しておくと、文章や会話で誤解を防ぎ、表現力も向上します。
例文やフレーズで覚え、実際の会話で使うことが中級者のスキルアップにつながります。