スペイン語の疑問文・否定文の作り方と例文集
スペイン語の会話で 質問をする・答える・否定する ことは、日常会話でも語学学習でも必須スキルです。ここでは、基本ルールとよく使う例文をまとめました。
1. 疑問文の作り方
スペイン語の疑問文は 語順を変えるだけで作れる場合 と 疑問詞を使う場合 があります。
a. 語順を変えるだけの疑問文(Yes/Noで答える)
-
基本文:Tú hablas español. → あなたはスペイン語を話します。
-
疑問文:¿Hablas español? → スペイン語を話しますか?
ポイント
-
文頭に ¿、文末に ? を付ける
-
主語を省略してもOK:¿Hablas español?
b. 疑問詞を使う疑問文(情報を尋ねる)
主な疑問詞:
| 疑問詞 | 日本語 | 使い方の例 |
|---|---|---|
| ¿Qué? | 何 | ¿Qué haces? → 何をしていますか? |
| ¿Quién? | 誰 | ¿Quién es ella? → 彼女は誰ですか? |
| ¿Dónde? | どこ | ¿Dónde vives? → どこに住んでいますか? |
| ¿Cuándo? | いつ | ¿Cuándo llegas? → いつ到着しますか? |
| ¿Por qué? | なぜ | ¿Por qué estudias español? → なぜスペイン語を勉強しているのですか? |
| ¿Cómo? | どうやって / どのように | ¿Cómo estás? → 元気ですか? |
| ¿Cuál? | どれ | ¿Cuál prefieres? → どれが好きですか? |
| ¿Cuánto/a/os/as? | いくつ / いくら | ¿Cuántos años tienes? → 何歳ですか? |
語順
-
疑問詞 + 動詞 + 主語
-
例:¿Dónde trabaja él? → 彼はどこで働いていますか?
2. 否定文の作り方
スペイン語で否定文を作るには、基本的に 動詞の前に「no」を置く だけです。
a. 単純な否定
-
Afirmación(肯定):Yo hablo español. → 私はスペイン語を話します。
-
Negación(否定):Yo no hablo español. → 私はスペイン語を話しません。
b. 疑問文と否定の組み合わせ
-
¿Hablas inglés? → 英語を話しますか?
-
No, no hablo inglés. → いいえ、英語は話しません。
c. 否定の強調
-
nunca(決して~ない)
-
No fumo nunca. → 私は決してタバコを吸いません。
-
-
nadie(誰も~ない)
-
No hay nadie en casa. → 家に誰もいません。
-
-
nada(何も~ない)
-
No quiero nada. → 何も欲しくありません。
-
3. 疑問文・否定文のよく使う例文集
| 日本語 | スペイン語(疑問文) | スペイン語(否定文) |
|---|---|---|
| あなたはスペイン語を話しますか? | ¿Hablas español? | No, no hablo español. |
| 彼女は誰ですか? | ¿Quién es ella? | — |
| どこに住んでいますか? | ¿Dónde vives? | No vivo en Madrid. → マドリードには住んでいません |
| なぜ勉強しているのですか? | ¿Por qué estudias español? | No estudio español por diversión. → 楽しみのために勉強しているわけではありません |
| あなたはタバコを吸いますか? | ¿Fumas? | No, no fumo. / Nunca fumo. → 吸いません/決して吸いません |
4. 日本人がつまずきやすいポイント
-
疑問文の語順をそのまま日本語にすると違和感
-
日本語:あなたはスペイン語を話しますか?
-
スペイン語:Hablas español?(主語は省略可)
-
-
否定文のnoの位置
-
動詞の前に置くことを忘れると意味が変わる
-
-
二重否定
-
スペイン語では二重否定が自然:No veo nada. → 何も見えません
-
5. まとめ
-
疑問文
-
Yes/No:動詞を文頭に置くだけ → ¿Hablas español?
-
疑問詞:¿Qué, Quién, Dónde…? + 動詞 + 主語
-
-
否定文
-
動詞の前に no を置くだけ → No hablo inglés.
-
強調否定:nunca, nadie, nada などを活用
-
コツ
-
疑問詞を覚えるだけで、会話の幅が大きく広がる
-
否定文は no + 動詞 をまず直感で身につける
-
日常でよく使うフレーズから練習すると覚えやすい