【DELE作文対策】減点回避の鉄則!ライティングで避けるべき「NG表現」と評価を上げる「接続詞」の魔法
はじめに:作文は「減点法」ではないけれど…
DELE(スペイン語検定)の4技能の中で、最も独学が難しいのが**「ライティング(西:Expresión e interacción escritas)」**です。
「スペルミスがないか不安」
「文法は合っているはずなのに、なぜか点数が伸びない」
そんな悩みを抱えていませんか?
DELEの作文採点は、単に間違いを探す減点法ではなく、「語彙の豊かさ」「構成力」「適切さ」が評価されます。つまり、文法的に正しくても、「子供っぽい文章」や「話し言葉」で書くと、合格ライン(Apto)には届かないのです。
今回は、あなたの作文を一気に「合格レベル」のスペイン語に引き上げるために、絶対に使ってはいけないNG表現と、文章をプロっぽく見せる「接続詞」のテクニックを伝授します。
1. その単語、口語(話し言葉)ではありませんか?
日本人がやりがちな最大のミス。それは、**「スピーキング(面接)で使う言葉を、そのままライティングでも使ってしまうこと」**です。
日本語でも、小論文で「〜だよね」「〜だし」とは書きませんよね。スペイン語にも明確な「書き言葉」のルールがあります。
【NG例 1】文頭の「Y(そして)」と「Pero(でも)」
× NG: Y, yo pienso que... / Pero, el problema es...
○ OK: Además, yo pienso que... / Sin embargo, el problema es...
「Y」や「Pero」は文頭に置くにはカジュアルすぎます。友達へのLINEならOKですが、試験の作文では避けましょう。
【NG例 2】便利すぎる単語「Cosa(こと・もの)」
「Cosa」は非常に便利な単語ですが、作文で多用すると「語彙力がない(貧弱である)」とみなされます。具体的な名称を使うか、フォーマルな単語に置き換えましょう。
× NG: Muchas cosas son importantes.(多くのことが重要だ)
○ OK: Muchos aspectos / factores son importantes.(多くの側面/要素が重要だ)
【NG例 3】「Bueno」「Pues」などのフィラー
これらは「えーっと」という話し言葉です。文章中には絶対に書いてはいけません。
2. 同じ動詞を二度使うな!「言い換え」の技術
DELEの採点官は、あなたが**「どれだけ多くの単語を知っているか」**を見ています。
短い文章の中で、同じ動詞(特に基本的な動詞)を何度も繰り返すと、評価が下がります。
特に注意すべきなのが、Hacer(する), Tener(持つ), Decir(言う) の3つです。これらは意味が広すぎるため、より具体的な動詞に変換しましょう。
Hacer una fiesta(パーティーをする)
→ Organizar / Celebrar una fiesta(開催する/祝う)
Tener un problema(問題がある)
→ Experimentar / Sufrir un problema(経験する/抱える)
Decir una historia(話をする)
→ Contar / Narrar una historia(語る/述べる)
見直しをする際に、「同じ単語を2回以上使っていないか?」をチェックするだけで、文章の質がグッと上がります。
3. 構成点を爆上げする「接続詞(Conectores)」セット
作文の採点基準にある「構成(Coherencia)」の点数を稼ぐ最も簡単な方法。
それは、「接続詞」を使って文章の骨組みを明確にすることです。
採点官がパッと見た瞬間に、「あ、ここは序論だな」「ここは結論だな」とわかるように、以下の**「鉄板セット」**を暗記して使い回しましょう。
① 導入(書き出し)
いきなり本題に入らず、まずは整理します。
En primer lugar, (第一に、)
Para empezar, (手始めに、)
② 追加・展開
情報を付け加えるとき。
Además, (その上、)
Asimismo, (同様に、)
Por otro lado, (一方で、)
③ 対比・逆説
「Pero」の代わりに使いましょう。
Sin embargo, (しかしながら、)
No obstante, (それにもかかわらず、)
④ 結論(締め)
最後にまとめる合図です。
En conclusión, (結論として、)
Para terminar, (最後に、)
これらをパズルのように当てはめるだけで、論理的で読みやすい文章(=高得点の文章)が完成します。
4. 文字数制限は「少なすぎ」も「多すぎ」もNG
DELEの作文には必ず「文字数制限(例:150〜180語)」があります。
これを守ることは絶対条件です。
少なすぎる場合: 指定されたトピック(課題)をすべて網羅できていない可能性が高いです。情報を追加しましょう。
多すぎる場合: 余計な情報が多い、または冗長であると判断され、減点対象になります。
普段の練習から、Wordなどの文字数カウント機能を使って、自分の書く文章がどれくらいの長さになるか、感覚を掴んでおくことが大切です。
まとめ:自分の「書き癖」は自分では気づけない
今回ご紹介した「NG表現の回避」と「接続詞の使用」を意識するだけで、あなたの作文は間違いなく試験官好みのスタイルに近づきます。
しかし、ライティング対策には一つだけ、独学ではどうにもならない壁があります。
それは、**「自分が書いたスペイン語が自然かどうか、自分では判断できない」**ということです。
文法的には正しくても、「ネイティブはそういう言い方はしない」という表現は山ほどあります。こればかりは、参考書を読んでも気づけません。
本番で自信を持ってペンを走らせるためには、一度でいいので、プロの講師や添削サービスを利用して、客観的なフィードバックを受けることを強くおすすめします。「あなたの文章はここが惜しい!」と指摘してもらうことで、長年の悪い癖が一瞬で修正されることも珍しくありません。
書く力は、話す力にも直結します。
恐れずにたくさん書いて、たくさん直されて、合格への切符を手に入れましょう!