スペイン現地で通じる!日常会話がもっと楽しくなる最新スラング50選
スペイン旅行や留学を控えている方、あるいはスペイン語を勉強中の方で「教科書のスペイン語だけでは現地の会話についていけない」と感じたことはありませんか?スペイン本国(エスパーニャ)で話されるスペイン語は、中南米とは異なる独特のリズムや語彙、そして何よりも「スラング(俗語)」が非常に豊富です。
現地の友人を作ったり、バルでの会話を盛り上げたりするためには、教科書には載っていない生きた表現を知ることが一番の近道です。
この記事では、スペイン本国で日常的に使われるスラング50選を、シチュエーション別に詳しく解説します。これらを使いこなせば、あなたのスペイン語は一気に「現地人っぽく」聞こえるはずです。
1. 感情や驚きを表す超頻出スラング
スペイン人が一日に何度も口にする、感情表現の核となる言葉です。
¡Vale!(バレ)
「了解」「OK」という意味。スペインで最も耳にする言葉です。
Guay(グアイ)
「かっこいい」「最高」「いいね」という意味。若者から大人まで幅広く使います。
Chulo / Chula(チュロ / チュラ)
「素敵」「かわいい」「おしゃれ」。物に対しても人に対しても使えます。
¡Qué fuerte!(ケ・フエルテ)
「信じられない!」「まじで?」。驚きやショックを表すときに必須です。
¡Vaya!(バジャ)
「おっと」「へえー」。驚きや落胆、感嘆など多目的に使われます。
Hostia(オスティア)
本来は宗教的な意味ですが、驚いた時に「うわっ!」という意味で叫ばれます。少し荒い表現なので親しい仲で。
Flipas(フリパス)
「驚く」「ぶっ飛ぶ」。"¡Vas a flipar!"(驚くぞ!)のように使います。
Mola(モラ)
「気に入る」「イケてる」。"Me mola" で「これ好き」となります。
Joder(ホデール)
英語のFワードに近いですが、スペインでは驚きや怒りの感嘆詞として日常茶飯事に飛び交います。
¡Ostras!(オストラス)
"Hostia" をマイルドにした表現。「おっと!」や「あら!」に近いニュアンスです。
2. 人間関係や性格を表すスラング
相手の特徴を説明したり、友達を呼んだりする時に役立ちます。
Tío / Tía(ティオ / ティア)
本来は「おじ・おば」ですが、スラングでは「ねえ」「君」「あいつ」という意味。
Colega(コレガ)
「相棒」「友達」。
Majete / Maja(マヘテ / マハ)
「感じが良い人」「いいやつ」。
Pijo / Pija(ピホ / ピハ)
「お坊ちゃま」「お嬢様」。少し気取った金持ち風の人を指します。
Friki(フリキ)
英語のFreakから。オタクや、少し変わった人を指します。
Cotilla(コティジャ)
「ゴシップ好き」「お節介焼き」。
Pesado(ペサード)
直訳は「重い」ですが、性格が「しつこい」「うざい」という意味になります。
Majara(マハラ)
「狂っている」「頭がおかしい」をユーモラスに言う時。
Torpe(トルペ)
「どんくさい」「不器用」。
Crac(クラック)
「天才」「すごい人」。"Eres un crac"(君は天才だね)と褒め言葉で使います。
3. 日常生活や行動で使える表現
日々の何気ない動作を現地風に言い換えてみましょう。
Ir a su bola(イル・ア・ス・ボラ)
「マイペースでやる」「空気を読まずに自分の道を行く」。
Estar a dos velas(エスタール・ア・ドス・ベラス)
「一文無しである」「お金が全くない」。
Currar(クラール)
「働く」のくだけた言い方。仕事は "Curro"(クロ)。
Hacer novillos(アセール・ノビジョス)
「学校をサボる」。
Echar una cabezadita(エチャール・ウナ・カベサディータ)
「昼寝をする」「うたた寝する」。
Ligar(リガール)
「ナンパする」「いちゃつく」。
Quedarse frito(ケダールセ・フリート)
「爆睡する」「寝落ちする」。直訳は「揚げ物になる」で面白い表現です。
Postureo(ポスツレオ)
「SNS映えを意識したポーズ」「見栄を張ること」。現代的なスラングです。
Tapear(タペアール)
「バルをハシゴしてタパスを食べる」。スペイン文化そのものです。
Dar el tostón(ダール・エル・トストン)
「退屈な話を延々とする」「うんざりさせる」。
4. パーティーや夜遊び(Fiesta)で使う言葉
スペインといえば夜の文化。お酒の席で使える表現を集めました。
Fiesta(フィエスタ)
パーティー。これを知らずにスペインは語れません。
Juerga(フエルガ)
「大騒ぎ」「どんちゃん騒ぎ」。
Botellón(ボテジョン)
「路上や公園で若者が集まって酒を飲むこと」。社会問題でもありますがよく使われます。
Resaca(レサカ)
「二日酔い」。
Estar pedo(エスタール・ペド)
「泥酔している」。直訳は「おならの状態」とかなり下品ですが一般的。
Garito(ガリート)
「バー」や「ナイトクラブ」のくだけた呼び方。
Caña(カニャ)
「グラスビール」。スラングではありませんが、バルでは必須単語です。
Dar la lata(ダール・ラ・ラタ)
「邪魔をする」「しつこくつきまとう」。
Pimplar(ピンプラール)
「浴びるように飲む」。
Copas(コパス)
カクテルやロングドリンクを飲むこと。"Ir de copas" で飲みに行くという意味。
5. 知っておくと便利な「こなれ」フレーズ
文脈によって意味が変わる、スペイン独特の言い回しです。
No pasa nada(ノ・パサ・ナダ)
「問題ないよ」「大丈夫」「気にするな」。
Me importa un pimiento(メ・インポルタ・ウン・ピミエント)
「どうでもいい」「知ったこっちゃない」。直訳は「ピーマン一つ分も重要じゃない」。
Estar pirado(エスタール・ピラード)
「頭がどうかしている」。
Ser la leche(セール・ラ・レチェ)
「すごい(良い意味でも悪い意味でも)」。文脈で判断します。
Estar como una cabra(エスタール・コモ・ウナ・カブラ)
「(ヤギのように)狂っている」。
¡Ni de coña!(ニ・デ・コニャ)
「絶対無理!」「冗談じゃない!」。
Por si las moscas(ポル・シ・ラス・モスカス)
「念のため」。直訳は「ハエが来るといけないから」。
Chorrada(チョラーダ)
「くだらないこと」「ナンセンス」。
Estar hasta las narices(エスタール・アスタ・ラス・ナリセス)
「(鼻まで浸かるほど)うんざりしている」。
De puta madre(デ・プータ・マドレ)
非常に下品な言葉が含まれますが、実際には「最高」「めちゃくちゃ良い」という最上級の褒め言葉として多用されます。
スペインのスラングを上手に使うためのコツ
スペイン語のスラングは、地域(マドリード、アンダルシア、カタルーニャなど)によっても微妙にニュアンスが異なりますが、今回紹介した50選はスペイン全土で通じる鉄板の表現ばかりです。
1. 相手との距離感を測る
"Joder" や "Hostia" などの強い言葉は、まずはネイティブが使っているのを聞いてから、親しい友人間で使い始めるのが安全です。初対面やビジネスの場では避けましょう。
2. ジェスチャーを交える
スペイン語は言葉だけでなく、身振り手振りが重要です。"¡Qué fuerte!" と言う時に頬に手を当てたり、"Vale" と言いながら大きく頷いたりすることで、より感情が伝わります。
3. 文脈(コンテクスト)を意識する
例えば "Ser la leche" は、素晴らしい成功を収めた時にも、とんでもないミスをした時にも使われます。周りのトーンに合わせて使い分けましょう。
まとめ
スペイン本国のスペイン語は、情熱的でユーモアに溢れています。今回ご紹介したスラングを少しずつ会話に取り入れるだけで、現地の人々との心の距離がぐっと縮まるはずです。
「教科書通りの綺麗なスペイン語」も大切ですが、時には肩の力を抜いて、現地の若者が使うような活き活きとしたフレーズを楽しんでみてください。スペインの街角での会話が、これまで以上に輝き始めること間違いなしです!
さあ、次の旅行やレッスンでは、勇気を出して "¡Qué guay!" や "¡Vale!" から使ってみませんか?
次は、これらのスラングを使った実際の会話シミュレーションに挑戦してみるのも良いかもしれません。