スペイン語と英語の共通語彙をマスター!効率的に語彙を増やす「魔法の法則」
「スペイン語を始めたばかりだけど、覚えることが多くて大変…」
「英語はある程度わかるから、その知識をスペイン語に活かせないかな?」
新しい言語を学ぶとき、一番の壁になるのが「膨大な単語量」ですよね。しかし、もしあなたが英語を少しでも学んだことがあるなら、大きなアドバンテージを持っています。
実は、スペイン語と英語には、綴りや意味がそっくりな「共通語彙」が数千単語も存在します。これは、両方の言語がラテン語やフランス語から強い影響を受けているためです。
この記事では、英語の知識をフル活用して、スペイン語の語彙を爆発的に増やすための「語尾の変換ルール」と具体的な学習法を詳しく解説します。この法則を知っているだけで、あなたの単語力は今日から数倍に跳ね上がるはずです!
なぜ英語とスペイン語はこんなに似ているのか?
一見、全く違う言語に見える英語とスペイン語ですが、歴史を紐解くと深い繋がりがあります。
英語はもともとゲルマン系の言語ですが、11世紀のノルマン・コンクエスト以降、大量のフランス語(ラテン語系)が入り込みました。一方のスペイン語は、ラテン語が直接進化した言語です。その結果、特に学術用語、専門用語、抽象的な概念を表す言葉において、両者は驚くほど似通った形を持つようになりました。
これらを「コグネイト(同系語)」と呼びます。この共通項を利用しない手はありません!
変換するだけ!語尾で覚えるスペイン語の法則
英語の単語の語尾を一定のルールで入れ替えるだけで、そのままスペイン語になるパターンが数多くあります。代表的なものをいくつか見ていきましょう。
1. 英語「-tion」 → スペイン語「-ción」
もっとも汎用性が高く、数百の単語に当てはまる最強のルールです。
Action → Acción(アクション)
Condition → Condición(条件)
Information → Información(情報)
Preparation → Preparación(準備)
※スペイン語の「-ción」はすべて女性名詞であるというおまけのメリットもあります。
2. 英語「-ty」 → スペイン語「-dad」
品質や状態を表す抽象名詞に多いパターンです。
City → Ciudad(都市)
Ability → Habilidad(能力)
University → Universidad(大学)
Liberty → Libertad(自由)
3. 英語「-ce」 → スペイン語「-cia」
Distance → Distancia(距離)
Difference → Diferencia(違い)
Experience → Experiencia(経験)
Importance → Importancia(重要性)
4. 英語「-ous」 → スペイン語「-oso」
形容詞によく見られる変換です。
Famous → Famoso(有名な)
Curious → Curioso(好奇心の強い)
Precious → Precioso(貴重な、美しい)
Generous → Generoso(寛大な)
5. 英語「-al」 → スペイン語「-al」(そのまま!)
綴りが全く同じで、発音だけが変わるケースも非常に多いです。
Animal → Animal
Natural → Natural
Central → Central
Hospital → Hospital
注意が必要な「空似言葉(偽の友達)」
英語とスペイン語が似ているからといって、すべてが同じ意味とは限りません。中には「形は似ているのに意味が全く違う」という厄介な単語が存在します。これを「False Friends(偽の友達)」と呼びます。
代表的な例をいくつか挙げます。ここだけは注意して覚えましょう。
Actual
英語:実際の
スペイン語:現在の(いま現在の、という意味になります)
Embarrassed
英語:恥ずかしい
スペイン語:Embarazada(妊娠している)
※「私は恥ずかしい」と言おうとして「私は妊娠しています」と言ってしまうのは、初心者がよくやってしまう有名な間違いです。
Constipated
英語:便秘の
スペイン語:Constipado(風邪を引いている、鼻が詰まっている)
効率を最大化する共通語彙学習法
共通語彙をただ眺めるだけでなく、実戦で使えるようにするためのステップを紹介します。
「変換リスト」を自作する
ノートに「-tion → -ción」などの見出しを作り、思いつく英語をスペイン語に変えて書き出してみましょう。自分で変換してみることで、脳に回路が出来上がります。
発音の違いに集中する
綴りが同じでも、発音は全く異なります。例えば「Hospital」は、英語では「ホスピタル」ですが、スペイン語では「オスピタル(Hは発音しない)」となります。綴りが似ている分、音の違いを意識的に練習しましょう。
動詞の語尾を補完する
英語の動詞の語尾を少し整えるだけでスペイン語になることも多いです。
Adopt → Adoptar
Confirm → Confirmar
Explore → Explorar
このように、英語の形をベースにスペイン語の動詞の原形(-ar, -er, -ir)をイメージする習慣をつけましょう。
まとめ:既にある知識を「再利用」して近道しよう
スペイン語学習において、英語の知識は邪魔になるどころか、最強のショートカットツールになります。
ゼロから単語を丸暗記するのは、非常に効率が悪い方法です。今回ご紹介したような「変換の法則」を意識するだけで、数千もの単語があなたの「知っている言葉」に変わります。
「この英語、スペイン語ならこうなるかな?」と推測しながら学ぶ姿勢を持つことで、学習スピードは飛躍的に向上します。まずは身近な「-tion」の単語から、スペイン語に変換して口に出してみることから始めてみてください。
あなたの持っている英語の引き出しを、今こそスペイン語のために開放しましょう!