刻印がなくても大丈夫!金の真贋を自分で見分ける4つの方法
「祖母からもらったアクセサリーに、金の刻印がないんだけど、これって本物?」
「フリマアプリで買ったネックレス、刻印がないから偽物かもしれない…」
そう思って、お持ちの貴金属が本物かどうか不安に感じていませんか?金製品には、純度を示す刻印(K18やK24など)があるのが一般的ですが、デザイン上、刻印が打てなかったり、古くて刻印が消えてしまったりすることも珍しくありません。
この記事では、刻印がない場合でも、金の真贋を自分で見分けるための4つの方法を、分かりやすく解説します。
なぜ刻印がない金製品があるの?
デザイン上の理由:繊細なチェーンや、非常に小さいパーツなど、刻印を打つスペースがない場合があります。
製造年代:古い製品には、刻印を入れる習慣がなかったり、刻印が薄れて消えてしまったりすることがあります。
海外製品:海外の製品には、日本の規格とは異なる刻印が使われていたり、刻印がないこともあります。
自分でできる!金の真贋を見分ける4つの方法
1. 磁石を近づけてみる
金は磁石に反応しません。磁石を近づけてみて、もし磁石に引き寄せられるようであれば、それは金ではない、または金以外の金属が多く含まれている可能性が高いです。
やり方:100円ショップなどで手に入る強力な磁石を、貴金属に近づけてみましょう。
注意点:金メッキ(金が表面に薄く塗られているもの)の場合は、メッキの下にある金属が磁石に反応することがあります。
2. 重さで判断する
金は非常に比重が重い金属です。見た目のサイズに対して、ずっしりとした重みを感じるかどうかが一つの目安になります。
やり方:手に取って、同じサイズの他のアクセサリーなどと比べてみましょう。
注意点:この方法だけで判断するのは難しいです。あくまで、他の方法と組み合わせて、総合的に判断しましょう。
3. 試金石で色と硬度を確認する
試金石(しきんせき)は、貴金属の鑑定に使う専門の石です。
やり方:試金石に貴金属をこすりつけ、金の線を引きます。そして、その線に硝酸を数滴垂らします。
結果:もし本物の金であれば、線は溶けずに残ります。金以外の金属であれば、溶けたり、変色したりします。
注意点:この方法は、貴金属を少し傷つけてしまう可能性があります。
4. 専門の業者に鑑定してもらう
最も確実で安全な方法は、やはり専門家に見てもらうことです。
メリット:専門家は、X線分析装置などの特殊な機械を使って、貴金属の純度を正確に測定してくれます。
やること:近所の貴金属買取店や、質屋などに持ち込んでみましょう。多くの店舗では、無料で鑑定してくれます。
まとめ:刻印がなくても諦めないで!
金の刻印がない場合でも、すぐに偽物と判断する必要はありません。
今回ご紹介した方法を参考に、ぜひあなた自身で金の真贋を見分けてみてください。そして、最終的には、信頼できる専門家に鑑定してもらうことをおすすめします。