どちらがお得?インゴットとアクセサリーの価値の違いを徹底解説
金は、古くから財産として世界中で価値を認められてきました。いざ金を買おうと考えたとき、「インゴット(金の延べ棒)」と「金製のアクセサリー」のどちらを選ぶべきか迷う人もいるのではないでしょうか。
実は、この2つは同じ金でも**「価値」の計算方法が全く違います**。それぞれの特徴を知ることで、賢く金を持つ方法が見えてきます。
今回は、インゴットとアクセサリーの価値の違いをわかりやすく解説します。
1. インゴット(金の延べ棒)の価値
インゴットは、金の純粋な価値を取引するためのものです。
価値の決まり方:
インゴットの価値は、国際的な金の相場と重さで決まります。世界共通の単位であるグラム(g)やトロイオンス(oz)で取引され、市場の動向によって日々価格が変動します。
購入・売却時の手数料:
インゴットを購入・売却する際は、金地金店や貴金属商に手数料を支払う必要があります。
メリット:
資産価値が高い:
金の相場に連動するため、純粋な資産として保有するのに適しています。
換金しやすい:
どこでも金の相場で換金できます。
デメリット:
手数料がかかる:
売買時に手数料が発生します。
2. 金製のアクセサリーの価値
金製のアクセサリーは、「金」としての価値だけでなく、「製品」としての価値が加わります。
価値の決まり方:
アクセサリーの価値は、金の相場+加工賃+デザイン料で決まります。
金の純度:
金の純度(K24、K18、K14など)によって金の含有率が異なるため、純度が高いほど金の価値は高くなります。
加工賃:
複雑なデザインほど、高い加工賃が上乗せされます。
デザイン料:
ブランド品の場合、そのブランドの価値が価格に大きく反映されます。
売却時の注意点:
アクセサリーを売却する際は、デザイン料やブランド料はほぼ考慮されず、金としての重さで買い取られることがほとんどです。
そのため、購入時の価格と売却時の価格に大きな差が出やすい傾向があります。
メリット:
ファッションとして楽しめる:
身に着けることでおしゃれを楽しめます。
デメリット:
資産価値が低い:
購入価格にはデザイン料などが含まれているため、投資目的には不向きです。
まとめ|インゴットとアクセサリー、どちらを選ぶべき?
比較項目 | インゴット | アクセサリー |
主な目的 | 投資・資産形成 | ファッション・装飾 |
価値 | 金の相場×重さ | 金の相場+加工賃+デザイン料 |
売却価格 | 購入価格に近い | 購入価格より大幅に低い場合が多い |
どちらが良いかは、あなたの目的によって変わります。
資産として金を保有したいのであれば、インゴットがおすすめです。
おしゃれを楽しみながら金を持ちたいのであれば、アクセサリーが良いでしょう。
賢く金を持つためには、この2つの価値の違いを理解することが大切です。