金の指輪に使われる代表的な合金|強度・色味・価値の違いを徹底解説


金は柔らかく加工しやすい金属ですが、そのままでは傷がつきやすく、変形もしやすいため、指輪やネックレスなどのジュエリーには合金として使用されます。ここでは、金の指輪に使われる代表的な合金の種類や特徴をわかりやすく解説します。


なぜ金は合金にするのか?

純金(24金)は美しい輝きを持ちますが、とても柔らかく実用的なアクセサリーには不向きです。
そこで、銀・銅・パラジウム・ニッケル・プラチナなどの金属を混ぜて強度を高めるのが一般的です。
この割合によって 18金(K18)や14金(K14) などが生まれ、色や硬さ、価格が変わってきます。


金の指輪に使われる代表的な合金

1. イエローゴールド(YG)

  • 主成分:金+銀+銅

  • 特徴:伝統的な黄金色で、温かみがあり華やかな印象。

  • メリット:日本人の肌に合いやすく、婚約指輪や結婚指輪に人気。

  • 注意点:銅の割合が多いと、酸化でくすむ場合がある。

2. ホワイトゴールド(WG)

  • 主成分:金+パラジウム or ニッケル+銀

  • 特徴:プラチナに似た白い輝きで、上品でスタイリッシュ。

  • メリット:ダイヤモンドを引き立てる効果がある。

  • 注意点:ロジウムメッキを施している場合が多く、メッキが剥がれると黄みが出ることがある。

3. ピンクゴールド(PG)

  • 主成分:金+銅+銀

  • 特徴:ほんのりピンクがかった色合いで、優しくフェミニンな雰囲気。

  • メリット:肌なじみが良く、女性に特に人気。

  • 注意点:銅の割合が高いため、アレルギー反応を起こす人がいる。

4. グリーンゴールド

  • 主成分:金+銀+少量の銅

  • 特徴:緑がかった独特の色味を持つ。

  • メリット:アンティーク調のデザインに使われることが多い。

  • 注意点:市場での流通は少なく、好みが分かれる。

5. レッドゴールド

  • 主成分:金+銅(銅の割合が多い)

  • 特徴:赤みの強いカラーで、存在感のある仕上がり。

  • メリット:個性的で他と差をつけたい人に人気。

  • 注意点:銅の含有量が多いため、酸化や変色しやすい。


合金による金の純度と耐久性の違い

  • K24(純金):柔らかすぎて変形しやすい → 指輪には不向き

  • K18(75%が金):強度・色味・価値のバランスが良く最も人気

  • K14(58%が金):硬くて丈夫、デザイン性の高いジュエリーに多い

  • K10(42%が金):安価で傷がつきにくいが、変色しやすい


まとめ

金の指輪は、単なる金属の輝きだけでなく、合金の種類や配合によって色味や強度が変わるのが魅力です。

  • 王道の「イエローゴールド」

  • 上品な「ホワイトゴールド」

  • 女性に人気の「ピンクゴールド」

  • 個性的な「グリーンゴールド」「レッドゴールド」

自分のライフスタイルや肌の色、好みに合わせて選ぶことで、長く愛用できる指輪に出会えるでしょう。


このブログの人気の投稿

🕵️ 本物の輝きはどっち?金メッキと本物の金、見分け方の基本を徹底解説

金のアクセサリーは資産になる?資産価値がある金とない金の違いを解説

要注意!金とニッケル合金の「ホワイトゴールド」に潜むアレルギーリスク