「K24って何?」世界各国で使われる金の純度表記の謎を解く!
金製品を買うとき、「K24」や「999.9」といった金の純度表記を目にしたことはありませんか?
日本だけでなく、世界各国で金の純度を表す方法はいくつかあり、それぞれに違いがあります。
今回は、金の純度表記の基本から、世界各国で使われる表記の違いまで、分かりやすく解説します。
1. 日本でよく使われる「カラット(K)」表記
日本で最も一般的なのが、「カラット(Karat)」という表記です。宝石の重さを表す「カラット(Carat)」とは全くの別物なので注意が必要です。
カラット(K)は、金の純度を24分率で表します。
K24(24金):
純度が99.99%以上(ほぼ100%)の純金のことです。
K18(18金):
純度が75%の金です。残り25%は、銀や銅などの他の金属が含まれています。
K14(14金):
純度が58.5%の金です。
数字が小さくなるほど金の純度は低くなりますが、その分、強度が増し、ジュエリーとして扱いやすくなるというメリットがあります。
2. 世界で主流な「パーミル(‰)」表記
世界各国では、「パーミル(‰)」や「千分率」という表記がよく使われます。これは、金の純度を1,000分率で表すものです。
999.9(999‰):
これは、純度が99.9%以上の純金を意味します。日本の「K24」とほぼ同じです。
750(750‰):
純度が75%の金です。これは日本の「K18」と同じ純度です。
585(585‰):
純度が58.5%の金です。これは日本の「K14」と同じ純度です。
パーミル表記は、金の純度をより正確に表すことができるため、世界各国の金市場で広く採用されています。
3. 各国の金の純度表記の違い
世界各国では、これらの表記を組み合わせて使ったり、独自の表記をしていたりします。
アメリカ:
**「K(Karat)」**を主に使用します。
ヨーロッパ:
「750」や「585」といったパーミル表記が一般的です。
中国:
「足金」「千足金」といった表記が使われていましたが、現在はパーミル表記に統一されています。
まとめ
金の純度表記は、世界各国で違いがありますが、基本を理解すれば純度を簡単に見分けることができます。
もし海外で金製品を購入する機会があれば、この表記の違いを参考にしてみてくださいね。